「ウォーキング・日記」#116《 安達太良山へ登る》                                                                                                  2010.10.20
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今回の山登りは、仙台の孫に会いに行ったついでの登山でした。
仙台の太白区に居るのは二男ですが、お嫁ちゃんの御両親に紅葉が綺麗になった頃安達太良山へ連れて行って欲しいと頼んでいたのです。
安達太良山は、山に興味をお持ちでない方も高村光太郎の智恵子抄で御存じかと思いますが、標高1700mとそんなに高くはないですが日本百名山の一座です。
息子の家から日帰りで行ける百名山は、他に“磐梯山・蔵王・吾妻山”があります。
5日に「安達太良山が色づいてきたので如何ですか?」と電話を貰ったので、お天気は神様にお任せし、お互いの都合の良い12日に登り下山後は岳温泉で泊ろうとの約束が即成立しました。
御両親が山へ登られているのは知っていたのですが、私が山登りを始めたのは最近だし、向こうのお父様が少し体調を崩されていたので、お二人と山へ登ったのは今回が初めてでした。
電話の後、すぐにネットで11日伊丹8:00発と13日仙台17:30発の飛行機のチケットを取り、次男に電話して岳温泉の予約を頼みました。
遊ぶこととなると、驚くほど動きが早いです。これも主婦なのに自由人だからなのでしょう。これが死ぬまで出来たら私は幸せなのですが、ご主人は???
 

11日は仙台空港で息子たち家族に迎えてもらい、13日まで秋休み中の孫達二人と一日中楽しみました。その日は孫達のスイミング教室の日で、先月から通い始めた弟の藍ちゃんに「神戸バ〜ちゃんも見に来て欲しいなぁ…」と言われ、私は嬉しくなってホイホイとついて行きました。ママの話だと先週から水に潜れるようになったので、彼はそれを私に見せたかったようです。
孫達二人の練習の様子を見ていると、ついこの間まで息子たち三人をスイミング教室に連れて行き、喜んだり歯がゆがったりしながら見ていたのを思いだしました。

12日は、朝6時半に渡辺さん御夫婦がマンションの前まで迎えに来て下さいました。
お嫁ちゃんから「朝と昼のお弁当は作りますので、お母さんは食べる物は何も持たずにきて下さい、と母が言ってました」と言われていたので、本当に言葉通り 雨具しか入ってないリュックに水のペットボトルを一本だけ入れ子供たちを起こさないように静かに運動靴を履いていると、小学3年生のお兄ちゃんの剛が眠たそうに目を擦りながら部屋から出てきて「行ってらっしゃい!僕たちもお父ちゃんが帰って来たら行くから待っててね!」と言いながらバイバイして見送ってくれました。
予定が変わり二男の家族も宿に来て皆で一緒に夕飯を食べた後、翌日山形に行かれる用事が出来た渡辺さんのお爺ちゃんと二男夫婦はそれぞれ家に帰り、孫二人が神戸と仙台のお婆ちゃん二人と一緒に泊ることになっていました。それで泊る温泉も仙台から近い秋保温泉になり、宿は去年も二男達と泊った岩沼屋を予約してくれていました。
 

私たちは東北道の国見インターで朝のお弁当を食べ、岳温泉にあるゴンドラ乗り場の駐車場に着いたのは8時40分でした。
お二人は駐車場で靴を履き替えられ山登りの支度を整えられましたが、私は神戸から履いて行った運動靴のままなので用意して下さった果物やお菓子の入った袋をリュックに入れただけでした。
ゴンドラの山麓駅、正式名は“あだたらエクスプレス山麓駅”には平日なのに 朝から沢山の方が並ばれていました。私たちがゴンドラに乗ったのは9時でした。
わずか6分で標高1347mまで上がることが出来ました。
ゴンドラから眺めた安達太良山の裾は美しく紅葉していました。
ゴンドラの山頂駅から安達太良山の山頂に向かう登山道には板が渡してあり、暫くは木道の上を歩きました。板が無くなってからの山道はヌカルンでいて滑りそうでした。
お二人は泥よけのスパッツを着けられましたが、私はスパッツも持っていなかったので、遠くに見える安達太良山の山頂を眺めていました。
先月末に三男の孫の運動会に行った時、5年生の孫娘の体操服に映っていたスポーツブラを見て孫の成長に驚かされたのですが、チョコンと見える別名「乳首山」と言われている山頂は、とても可愛らしく孫の胸を見るようでした。

乳首山の近くになると道もヌカルンでおらず火山礫の道でしたが、濡れていたので滑らずに調子良く登れました。
初めて御一緒するのに無様な姿をお二人に見せられない、神戸バ〜チャンの意地もあったかも…
乳首山の手前に安達太良山頂の標識がありましたが、本当はオッパイの先が山頂だと思います。オッパイの先には小さな祠がありました。
先程からオッパイ、オッパイと言ってますが、乳首山は段梯子や鎖があるチョットした岩峰でした。この岩峰も少女の硬い乳首だと、一人納得しながら登った神戸バ〜チャンでした。本当の山頂に着いたのは10時50分でガスがかかり始め眺めはもう一つでしたが、 ガスがかからなければ、360度の素晴らしい眺望を楽しむことが出来たと思います。
山頂で私のリュックに入っていたプルーンを皆で食べたのですが、旬の生のプルーンは甘くて美味しかったです。鉄分も多いそうです。
風がキツク寒くなってきたのでお婆さん二人はウインドブレーカーを着こみ、早々に山頂を後にしました。


尾根を北西に行くと、不気味な沼の平の噴火口が左手に広がってきました。
此処は有毒ガス(硫化水素ガス)が発生するため立ち入り禁止だそうです。最近?も4人亡くなられたそうです。
私たちの登った日には、噴煙は上がっておりませんでした。
山の全容を写せませんでしたが、ゴンドラ側から見る安達太良山は長く裾を引いた美しい山でした。でも時には毒の噴煙をあげる恐ろしい活火山です。
噴火口を見ながら牛の背、馬の背と名前がついた尾根を鉄山山頂まで行き、その後、峰の辻まで美しい紅葉の中を下りました。
そこからくろがね小屋までは少しだけ勾配がキツクなりました。私たちは小屋の手前の広場で昼のお弁当を食べました。お母さん手作りの御馳走イッパイのお弁当は、いつも山仲間と食べるお弁当とは雲泥の差でした。お弁当タイムも普段より長かったです。

くろがね小屋は、温泉に入って食事付きで泊まれる通年営業している県営の小屋だそうです。
小屋のすぐ近くに温泉が湧いていました。
今回はトイレを借りただけですが、泊らなくても温泉にだけ入れてもらえるそうです。
小屋からの林道に「金明水」という水場がありましたが、喉もそんなに渇いていなかったし、水も残っていたので誰も飲みませんでした。
最後に私たちが休憩したのは、烏川を渡った遊歩道の入り口でした。

“あだたら渓谷自然遊歩道”は渓谷に沿って滝が連続してある“ふくしまの遊歩道50選”にも選定された遊歩道だったのですが、私は秋保温泉に行く前に二本松にある高村光太郎の妻の生家(智恵子記念館)に連れて行って欲しかったので、まっすぐ岳温泉の駐車場に帰ってもらいました。
靴の泥をゴンドラ乗り場で洗い流し、奥岳登山口の駐車場に戻ったのは14時半でした。

今回は紅葉とお弁当を楽しんだチョット楽な登山でした。
来年は三人が元気だったら紅葉の磐梯山に連れて行ってもらいます。


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