「ウォーキング・日記」#111《今年の登山の幕開けは北海道》                                                                                                  2010.08.01
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今年の本格的登山の幕開けは北海道登山でした。7月9日朝8時半、神戸空港から新千歳空港へ飛び、それからの移動は全てレンタカー2台での移動でした。今回の仲間は7名でした。登山予定では10日にトムラウシ、11日〜12日幌尻岳、13日十勝岳、14日大雪山・旭岳だったのですが、額平川の増水で幌尻岳は登山禁止になり結局登山出来たのはトムラウシ、十勝岳、旭岳の3座でした。
9日、トムラウシ温泉・東大雪荘に到着したのは16時過ぎでした。東大雪荘の手前で私たちを温かく迎えてくれたのは、一匹の人慣れしたキタキツネでした。
今回も会いたかったナキウサギ、会いたくなかった熊には会えませんでした。

《トムラウシ(山)登山》

3時半に宿を出た私たちは、前日下見しておいた短縮登山口で身支度を整え4時から登り始めました。登山道は特別キツクはなかったのですが、前日までの雨で平らな所は油を流したように黒くヌラヌラした水が溜まっていて最初靴を濡らさないようにと気をつけていたのですが、何度か滑ってズボンも泥だらけになり、ヌカルミにはまって靴の中まで泥水が入ってしまいました。
帰ってから調べたのですが、この黒くヌラヌラしていたのは、トムラウシという山の名の由縁でもあるそうです。(それは十勝川の上流トムラウシ川から来たもので、正しくはトンラウシと呼ぶのだそうです。トンラは「水垢」を、ウシは「多いところ」を意味し「水垢の多い川」、温泉鉱物のため水がヌラヌラしているのでこの名がついたのだそうです)

左の写真の後ろに見えているのがトムラウシの山頂ですが、その手前にあるトムラウシ公園までは急な雪渓を何度か登りました。登る時はリーダーの靴跡をたどりながら登ったので良かったのですが、帰りは横着してアイゼンを着けなかったので5回も尻もちをついてしまいました。登山を始めた頃は雪渓が恐かったのですが、最近慣れて恐いとは思わなくなってきましたが、この慣れがダメなんですねぇ、折角リュックにアイゼンを入れて行ったのですから着ければ滑らずに下りられたのに…

トムラウシ公園とは、奇岩と小川と高山植物が自然に作り上げた庭園です。
悲しいかな、私は登るのが精一杯で何も写していませんでした。私のカメラにあるトムラウシでの写真は、上の写真と仲間が最後の休憩をしている間に一人で先に登って他のパーティの人に写して貰った、ガスに覆われ何も見えなかった山頂での写真だけです。
トムラウシ登山は、たくさんの花は楽しめましたが、周囲の景色はガスで全く楽しめなかった13時間の登山でした。

登山後、翌日幌尻岳に登る予定だった為、東大雪荘前で登山靴やレインの泥を洗って幌尻岳麓の平取町の民宿に3時間もかけて移動したのに、結局登山禁止で今回一番当たりの悪かったこの民宿に全員連泊することになってしまいました。全員と書きましたのは、私と仲間の一人は初めから幌尻岳は雪解けの冷たい額平川の流れを何度も徒渉しなければならないので、この登山はパスして民宿に連泊し、他の仲間は幌尻岳の山小屋に泊まり12日に私たちと合流して十勝岳麓の白金温泉に向かう筈だったのです。
11日は、富良野のラベンダー畑見学と沙流川の魚釣り組とに分かれて楽しんだのですが、夜遅くから大雨になり12日、白金温泉に向かう時も雨は相当ひどかったです。
幌尻岳登山の禁止令が出ておらず、仲間が登っていたら大雨で川が増水して下山出来ず、後の十勝岳も旭岳も登れなかったでしょう。
 

《十勝岳登山》

12日夜遅くに雨は上がっていましたが、13日の朝起きた時には十勝岳はマダこの様にガスに覆われていました。
でも5時に登山口の望岳台に着いた時には、トムラウシの時とは雲泥の差、素晴らしいお天気になっていました。
避難小屋までは傾斜も緩い荒涼とした道が続きました。
日差しを遮るものが何もなく、あまりに日差しが強かったので私は帽子の上にタオルを被って登りました。
小屋を過ぎるとしばらくは岩だらけのキツイ登りになりましたが、それを過ぎると広い尾根が十勝岳に向かってのびていました。噴煙を上げる前十勝を眺めながら登っていると、旭岳雌阿寒岳の時より生きてる火山を登っているという感じが強かったです。
この辺りから山頂を望みながら登るのは気持良かったです。山頂手前の瓦礫の急斜面も苦にはならず、周りの景色を楽しみながら登れました。


 

山頂に着くと、何もさえぎるものがない360度の素晴らしい眺望が楽しめました。
北東にトムラウシから表大雪の山並みが望め、西の雲の下には富良野盆地が見下ろせ最高でした。

山頂でタオルを外せば良かったと、後悔しております。

十勝岳下山後、旭岳温泉に向かう途中で一足先に神戸に帰られる不老さんと旭川空港で別れました。
 

《大雪山・旭岳登山》

今回旭岳温泉で泊ったのは、学生時代によく利用していたユースホステルでした。二段ベットの部屋は、懐かしかったです。この日は、写真の二人と同室でした。
泊り客も外国の方が多かったです。リーダーは夜遅くまでフランスから来られた方と談話室で話されていたそうです。
お風呂は男女とも露天風呂もあったのですが、昔もユースホステルに露天風呂などあったのでしょうか?
 

6時始発のロープウェイに乗る為、私たちは山麓駅まで10分で行けるのに30分以上前に宿を出ました。案の定、誰も来られておらず一番でした。
改札が始まるまでに、お弁当のおにぎりを1個食べました。食べ終わる頃から乗られる方達が集まって来られました。
今回、旭岳温泉に来る時に忠別湖から眺めた旭岳が私の一番のお気に入りです。

登山はロープウェイの姿見駅から始まるのですが、一昨年は若者達と一緒に登って《歳の差》をイヤほど感じさせられたのですが、今回は前回と違い瓦礫の登りも苦にならず楽に登ることが出来ました。少しは体力がついてきたのでしょうか?
今回も途中で一緒になった若者達と、山頂で仲良く写真を写しました。

登山はそんなに甘くはないでしょうし、毎日のこの暑さが相当堪えている66歳半の私の身体、4日からの光岳登山で落ち込んで帰って来て、泣き言イッパイの報告になっても笑はないで下さいネ!

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