第42話    『55号本塁打、新記録』

1964年(昭和39年)  我々の21歳の時

9月23日 後楽園球場で雨の中2万4000人の観衆を集めて行なわれたプロ野球巨人対大洋の最終戦。巨人の王貞治選手(24)は、5回裏、佐々木吉郎投手から右翼上段に55号本塁打を放ち、6日に達成した53号の本塁打日本記録を更新、公式戦140試合の全日程を終了した。

王はこの年、開幕戦で国鉄金田投手から場外ホームランを放って以来、4打席4ホーマーや1試合2ホーマー以上10回など、8.4打席に1本のペースでホームランを量産し、3年連続本塁打王(セリーグ新記録)に輝いた。

打点も119でトップ、打率のみ江藤(中日)に4厘差の3位で3冠王は逃がしたものの、これまで首位打者4回、本塁打王・打点王各2回のタイトルを取った長嶋茂雄選手と並んでON砲時代を築いた。

この後、2人を擁した巨人は川上哲治監督のもと、未踏のV9を達成する。

     王ジャパンにちなんで