第41話    『史上2頭目の3冠馬』

1964年(昭和39年)  我々 21歳の時

11月15日第25回菊花賞が4万人を超す大観衆に見守られたなか、京都競馬場第9レースが行われ、栗田勝(32)騎乗のシンザンが1着となり、皐月賞、ダービー、に続いて4歳馬の最終クラシックレースを制した。日本競馬史上セントライト以来23年ぶり、2頭目の三冠馬である。

距離3000b、やや重の馬場に出走したのは12頭。

これまで10戦7勝のシンザンと、打倒シンザンに燃える1番人気ウメノチカラの対決が注目された。レースは好スタートを切ったシンザンにウメノチカラがピッタリとつけ、オンワードセカンド、サンダイアルらとともに先頭集団を作り、勝負は最後の直線にかけられた。

ゴール前、馬群のなかから一瞬の伸び足を見せたシンザンは、そのままウメノチカラに二馬身半の差をつけてゴールイン。1着賞金700万円を獲得した。

シンザンは翌年の天皇賞、有馬記念を制し、通算19戦15勝、
2着4回の成績を残して引退、その後は、映画やレコード、銅像にもなる。