武陽特別編 第1話 『青春の武陽史』 ユーカリの樹の由来

創立当初の二中グランドは、まったくの泥沼と言って良い状態であつた。このようなグランドに新湊川の河原から土砂を運び入れ使える運動場に整備したのは第11回生の生徒達である。次には樹木の植え付けの費目で、200円の県費がつき、初代鶴崎校長の希望で、山桜15本、樫木30本、ユーカリの苗150本、牡丹桜107本、が植えられた。この中でユーカリの苗木の150本思い切った数字である。

これについて上野教頭は 

『ユーカリは実は新天地開拓にはなくてはならない不思議な木である。低湿の地を清爽にする。絶えず放散する高い香気の中には強い殺菌力を蔵して四辺を健康にする。

そして、日に日に目立ってのびてゆく樹木は恰も、元気溌剌たる二中健児達とその生長をを競うかのように見える。』
と、言う。

ユーカリ150本は、すくすくと成長し、特に新校舎前のユーカリは大樹となって神戸二中、兵庫高校のシンボルともなった。

しかし残念ながら昭和39年(1963)9月25日台風20号によりこのシンボルのユーカリの木は倒れた。

                              武陽80年より