アジア少数民族支援のボランティア       (3組  田中 章雅)

「49陽会卒業50周年記念同窓会」の先触れ?として、9月14日、東京49陽会の懇親会が北村哲郎幹事により開催されました(出席23名)。当日の近況報告を一場限りでなく、49陽会HPを通して皆さんにお伝えしたいと思いその方法について、3組の名幹事にして名コーディネーターの安本久美子さんに相談したところ、「リレー投稿『同期の輪』がしばらく途絶えているのでそれを再開することでいかが……。」「現在最後の植松さんをリレーする形で…。」と即座に明解なアドバイス。さすがの名コーディネーター。その上にHP管理者の清水友幸さんと相談されHP掲載作業の労までとっていただきました。安本さん、ありがとうございました。植松さん、ご寛諾を感謝いたします。
東京49陽会懇親会9.14の近況報告(5人)はリレー形式としてはやや変則的ですが、82番植松迪子さんのご諒解を得て、田中が受け継がせていただき、各々の文意から、久保義昭(7組)⇒新居誠彦(10組)⇒藤田高明(2組)⇒北村哲郎(4組)各君へとバトンされます。よろしくお願いいたします。
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伝統ある『同期の輪』のバトンを手前勝手に受け継ぐのは実に気が重かったのですが、受け手が植松さんだったのが、私には“救い”でした。というのも大学の専攻が国文で平安朝和歌と歌物語だったので、植松さんがすばらしい短歌(&川柳)を2回寄稿されていたことが記憶にあり親近感を感じていたこと、また私がボランティア先の会報で東北大震災被災地の中学生への「短歌による応援エール」を編集したことがあり、これも一つの縁、《短歌の植松さん》のバトンを受ける資格が少々ながらはある、と勝手にも自得させている次第です。

植松さんのすばらしい作品群から1首のみ紹介させていただきます。当時の日本の大多数の人々の真情が端的に表現されていると思います。
    極限の生活のなか譲りあう心 世界の感銘呼ぶ(2011年3月、5連作中の1首)

下記4句は、中学生どうしの短歌による大震災「応援⇔感謝」エールで、私のボランティア先の認定NPO「アジア教育友好協会」(AEFA)の会報に掲載したものです。被災地の福島県飯舘中学校と宮崎県細田中学校間で交換されました。両中学校とも、ARFAのサポートでラオス山岳少数民族の学校、村落と国際交流している縁によります。真情あふれる数十の作品から各2首を紹介します。
  飯舘と細田は遠く離れてもともに進もう笑える日まで   (細田中⇒飯館中)
  目に見えぬ放射能と生きていく飯舘村で笑える日まで   (飯館中⇒細田中)
  絶対にあきらめないでいつの日かみんなすてきな福島の笑顔(細田中⇒飯館中)
  ありがとう応援糧に力出し乗り越えて行く悲しみの時   (飯館中⇒細田中)
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バトンリレーの弁明が長くなりましたが、私の近況をお伝えします。
学生から社会人にかけては、『同期の輪』の17番で、頓挫・挫折続きの自分史をハダカで曝しましたので、今回は定年過ぎからのボランティアについてを。
個人的に畏敬する知人が2004年に立ちあげたNPO「アジア教育友好協会」の趣旨に共鳴、即参加。といっても英会話がまるで××なので、日本語の会報等の編集や広報のみですが…。 同会は、ベトナム・ラオス・タイなどの山岳少数民族を支援しています。具体的には、学校を建設し、その学校と日本の学校との国際交流をサポートしています。
建設だけの「箱物」支援でなく、村人の自立プロジェクトや学校菜園、奨学金など教育環境の整備拡充にも注力しているのが他の海外支援にはない特長といえます。

アジアの山奥には、母国共通語を話せない(言語が異なる)少数民族がベトナムに57族、ラオスには人口650万人なのに49族も居ます。……信じ難いことですが、ほとんど自給自足生活で村に商店や病院はなく医者もおらず、代りにというか老婆のシャ―マンがいて祈祷が功を奏さないと「神に召された…。」という次第です。学校といっても台風で吹っ飛んでしまう小屋程度で、それさえも無い村の方が多い。ベトナム語やラオス語を話せないので社会参加できず、原始狩猟生活に近い状態です。・・・21世紀の今日でも、そして社会主義国というのに……、です。
兵高時代、社研で『社会主義入門』などの読書会をし、大学で左利きだった私には衝撃でした。
同会の費用は、日本財団はじめ、アジアの子どもに学校を作る会(安部晋三会長)、キッコーマン、近江兄弟社など企業・団体の社会貢献費、及び多くの個人篤志家の寄附(5千円〜5百万円)で成り立っています。設立8年、お蔭さまで順調で、2012年で149校を建設支援し、日本の学校も全国で80数校が絵手紙・壁新聞等で交流しています。
日本のいわゆる「NPO」は3万6千もの多くを数えますが「認定NPO」はわずか160程度にすぎません。厳しい審査を受けて一昨年春、活動実績が認められて国税庁より許認されました。これにより寄附金は約4割が確定申告で税額控除となり寄附者に還元されます。その恩恵もあってか寄附の申し出が急増しています。
理事長はじめ英語練達の女性スタッフ(3名)は、標高1000〜2000メートル超の中央アジア山岳僻地をジープや徒歩で村から村へ、日本に帰っては仙台から宮崎まで各地学校への出前授業(年間数十回)を実施、文字通り東奔西走の奮迅ぶりです。
実働わずか4名の使命感あふれたスタッフの献身的な活動に共鳴、賛同して、全国から実に多くの理解者、ボランティアがそれぞれの得手やスキルをいかして支援しています。
49陽会では、正田秀明君(7組)が2年前から会員に、また9.14懇親会を機に久保義昭君(7組)には多額の寄付に加えてAEFAスタッフを招いて慰労会を開いて激励いただきました。
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このボランティアを通して、私は人と人の縁、つながり、人の心を慮る大切さを改めて知りました。そして古希を迎えて、限られた未来時間を思う時、そういう方々とふれあうことのできる幸せをこのうえなく有り難いことと、ひそかに天に感謝するこの頃です。
バトンは、私とは真逆の、豪肝磊落の久保義昭君に渡します。

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          ・・・「一筆箋」カンパのお願い・・・
この一筆箋はボランティアの女子美大生のイラストレーターの絵をマイPCで出力、田中がセット・貼付した手作りです。キッコーマン等の社会貢献事業で好評です。一筆箋を使われる方はカンパをよろしくお願いいたします(1冊300円。送料含む)。
カンパ金はアジア僻地の各学校に送られ、教材や奨学資金に充てられます(日本では些少な額ですが、現地先生の月給がナント3千円のお国柄なので大変な価値があります)。


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口座名 :アジア教育友好協会
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