組  高瀬 利一

同窓生の皆さんお元気ですか〜、大変ご無沙汰致しております。
3年2組の高瀬 利一です。

土屋重治君から「同期の輪」執筆のバトンを受け、その内にと思いつつ時間だけが過ぎてしまいました。1月31日の49陽会新年会でも級友達から再三念押しされ、しかも小山君からは参考の為にと過去の原稿コピーまで送って頂きながら1ヶ月が過ぎてしまいました。遅くなりゴメンナサイ・・・!!

3月4日から坂本 吉章画伯の個展が阪神百貨店で開催される事もあり、そこで級友に出会えば必ず投稿の催促を受ける事になると思い、この週末までに書きあげようとした矢先、突然「網膜剥離」になってしまいました。

40年近く医薬品業界に籍を置き、しかも最後の5年間は眼科医療専門の会社に居た者として仕事柄眼の疾患、治療等については相応の知識を身に付けてはいたんですが身をもって体験する事になりました。今は医薬品とは全くかけ離れたケーブルテレビ(eo光)の会社で仕事してます。

そこで今回の投稿は、同窓生のみなさんへの啓蒙と警鐘を兼ねて体験談をご報告する事にしました。

「網膜剥離」は「白内障」と並び眼の老化現象の一種なんです。(ボクシング等の衝撃による剥離もありますが例外的です)悔しいけれど65年の歳月を重ねると身体の各部品(?)は大なり小なり確実に傷んでいるんですねぇ。(勤続疲労かな?)

皆さんの中には病気一つせず、健康で元気にこの歳まで過ごしてこられた人も居るとは思いますが、身体のパーツはかなり疲弊していると思います。
十二分に注意を払う必要があります。

「白内障」「緑内障」「網膜剥離」…等々普段何気に耳にする単語ですが、「飛蚊症」も大方の人は知っていると思います。言葉の重みは無いですが、これが結構危なっかしい状態になる前駆症状なんです。
眼の前に糸くずの様なゴミが浮いている様に見えたり、蚊が飛んでいる様に見えたり(飛蚊症の由来です)、はたまた油膜が張っている雨の日のフロントガラスみたいだったり、と症状は様々だけど急激に出てくるのがヤバイんです。

「網膜剥離」は生理的な原因によるものと、病的要因によるものとあって老化現象の一つとして出てくる症状は後者の要因が大です。手遅れになると失明の恐れがあります。

私の場合、2月24日(火)の夕方仕事中に突然右目の前に油を撒き散らした様な症状が出て来て、めがねレンズでも汚れているのかなと思いレンズをきれいに拭いて掛けなおしたんですが一向に油が消えないんです。疲れているなぁと思いながらも、もしかしたらと「網膜剥離」が頭をよぎりました。

一夜明けても同じと言うか症状がひどくなっている様なので、旧会社の仕事仲間(その人は不老嘉彦君の甥で関西エリアの責任者をしています)に電話で相談したところ、一日でも早く専門眼科で診てもらうようにとアドバイスを受け、ついでに紹介して頂きました。

予測通り診断名は「網膜剥離を伴う網膜裂孔」で、剥離の時に毛細血管が破れ微小出血してたんです。これが油を撒き散らした様な症状の原因なんです。しかも網膜の2箇所に穴があいていたんです。

諸検査の後、レーザー光線による光凝固療法を実施、網膜の剥がれている部分と穴の開いている部分を焼きつけました。治療はこれで終わりです。
この間、僅か5〜10分です。レーザー光線はSF映画に出てくる様な緑白色の閃光で強烈に眩しくて残光がありますが、痛みは全然無かったです(安心してください)。
計50回位照射し治療を終え、網膜は元の位置に戻りましたが浮遊物は硝子体の中で浮いたままです。Dr曰く「早く来て良かったね、眼が見えなくなるところだったよ、ゴミにはそのうち慣れるよ」だって・・(消えて無くなる事はないみたい・・トホホ)。

「網膜剥離」と言えば現厚生労働大臣の舛添要一氏が、ある眼科学会の特別招待講演で2001年の参議院比例代表選挙運動中に突然視野欠損(重度の網膜剥離)になり選挙を取るか失明するかと医師に迫られ、当時の対立候補が、あの田嶋陽子(たかじんの変な番組に出ているおばさん)だったので選挙運動しなくても楽勝だと思い、手術に踏み切った(笑い)・・・早く診てもらって良かったと話してたのを覚えてます(結果は楽勝の全国1位当選でしたね)。

事ほど左様に「網膜剥離」は突然起こるのでみなさんもくれぐれもご注意を…。
症状が出て来たら一日でも早く診てもらって下さい。

ご参考までに治療費は網膜裂孔光凝固術(18,100点→181,000円)術前諸検査費込みで健保適用後¥60,000位です。先端医療最前線の治療方法なので手術代は高い?安い?。

少々長くなりましたが、今回は「同期の輪」執筆直前に体験した件について纏めてみました。お互い歳なので何かの参考になれば幸いです。

では、次回は高校時代から大学、社会人と今日に至るまで私の良き盟友であり、囲碁の指南役(5段)でもあります河合義彦君にバトンを渡します。

河合君、宜しくお願いします。
                         2009年2月28日
                           高瀬 利一

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